「み」から始まる冒険者

元「トリックスターのプレイ記」。現在は主に自作漫画の進捗報告記。Comicoに「ひみつのなぎさ」を投稿中!

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現在、comicoにてベストチャレンジとして「ひみつのなぎさ」を投稿中
(c)未羊

2015.10.27 「ひみつのなぎさ」第5話投稿
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せらism☆第4話「秀の憂鬱」その1

前回までのあらすじ

 初めてモデルのオーディションを受けたせら
 そこで「木下あきら」という同じ年くらいの先輩モデルに会う
 そしてオーディションを無事に合格したせらは、モデルとしての活動が始まったのである

 
 
オーディションに合格し、雑誌モデルとしての仕事が始まったせら。
「おめでとう、SERAちゃん。
 これからはこの雑誌のモデルとして仕事してもらいますのでよろしくお願いします。」
「Stylish Girls…、これ、クラスの女子がよく見てる雑誌?!
 えぇぇ!この雑誌の出版社さんだったんですか?!」
「あら、知らなかったの?」
「…はい、この手の雑誌は今まで見る事もなかったので、すみません。」
「いえ、いいのよ。知らない事が武器になる事だってあるのよ、気にしなくていいわ。
 (時計を見ながら)…、そろそろあなたの相方が来る頃ね。」
「どんな子なんですか?」
「あなたと同じ年くらいの子よ。紹介は来てからするわ。」
――コンコン
「あら、来たようね。どうぞ。」
――ガチャッ


――それからというもの、毎日のように雑誌の打ち合わせが入るようになった。
変身って結構体力を使うし、集合時間が学校を直に出ないと間に合わない時間なので色々と困った事がある。
「はぁぁ…、合格したけど毎日打ち合わせとかで放課後が潰れてる…
 おかげでみんなとも遊べないし、ちょっと甘く見てたかも。
 …それに、学校にせらとしての服も持ってこないといけないとかすごく緊張するなぁ。」
しげしげと女性の服が入ったカバンを持ちあげて見ていると、不意に声がかかってきた。
「おーっす!どうした秀?」
「え?!あぁ茂木君か。おはよう。」
「何そんなに驚いてるんだよ。お前らしくもない。」
「あぁ、ごめん。ちょっと考え事してたからね。」
「ふ~ん。それより秀、駅前のゲーセン、新しいのが入ったらしいぞ。行ってみようぜ。」
「ごめん、今日も用事があるんだ。」
「なんだよ、今日もかよ。最近付き合い悪いな、お前。」
「ごめんな、いつか埋め合わせするから、ホントごめん。」
「う~ん、まぁそこまで言うならな。俺もこの程度で縁切るほど薄情じゃないからな。
 何か困った事があったら相談しろよな。」
「うん。」
『しかし、こればっかりは母さん以外に相談できる相手が居ないからなぁ。
 ホントにごめん、茂木君…』
変身能力もモデルの話も内緒にしているため、秀は何とも心苦しくなった。
だが、正直に話せる内容でもないので正直困っていた。
『…、いつか話せる日が来ればいいなぁ…』

 ―――そして放課後

キーンコーンカーンコーン…

「とと、今日も打ち合わせだったな。例の場所で着替えていくか…」
僕はカバンを抱えるといつもの場所に向かって走り出した。
モデルとしての仕事が決まった時から万一に備えて、学校内で着替えられる場所を探していたのだが、ようやく見つけたのが校舎1階の西端の階段の裏である。
扉もなく少々暗いものの、上には照明、そしてなぜか鏡があるというよく分からない場所だった。
『この西端って特別教室ばかりだし、1階は部活動に使われる教室がないから助かるなぁ。』
僕はいつものように到着すると、そこで着替え始める。

「ん?あれは…、確か隣のクラスの柊君…。あそこで何をしてるんだろう?」
しばらく様子を見ていた誰かが気になって覗きに行こうとした次の瞬間…
「!」
その子が目撃したのは、誰とも知らない女の子。
「あれは…誰?柊君は?」
キョトンとしている。そして考えをめぐらす。
「あそこは確か行き止まり…。となると考えられるのは?…まさか。」

変身を間接的に目撃された秀。一体どうなってしまうのか?


  ―――第4話まだ続く

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あたたたた・・・

ですの♪ | URL | 2011年09月16日(Fri)23:55 [EDIT]