「み」から始まる冒険者

元「トリックスターのプレイ記」。現在は主に自作漫画の進捗報告記。Comicoに「ひみつのなぎさ」を投稿中!

お知らせ
現在、comicoにてベストチャレンジとして「ひみつのなぎさ」を投稿中
(c)未羊

2015.10.27 「ひみつのなぎさ」第5話投稿
comicoノベル投稿一覧→ノベル投稿

せらism☆第6話「友だち☆」その2

前回のあらすじ

 変身を見られたせらはあきらに事情を説明した。
 あきらの機転でその場を逃れ、初仕事も無事に終了できた。
 そして、さらなる説明のためにあきらの家に呼ばれたのであった…

 
 
「……」
でーんと構える大きな門。家はどこなんだというくらい広い庭。
「えっと、ここで合ってるの…よ…ね?」
ボクはあっけにとられ、しばらく呆然としていた。
ふと横を見ると呼鈴らしき物を見つけたのでとりあえず押してみた。しばらくすると返事が来た。
「はい、どちら様でしょうか?」
「あ…、あの、ボクSERAと言います。あきらちゃんに呼ばれて伺いました。」
「あきら様のお知り合いの方ですね?少々お待ち下さい。
 …、確認いたしました、どうぞお入り下さい。」
―ガチャン
通話が切れると同時に門がかすかに開く。
「入っていいって事だよね。お邪魔しま~す…」
扉をくぐったボクの前に広がる景色に圧倒される。
「SERA、来たんだね。」
「あ、あきらちゃん。」
少し歩いたところであきらが現れて、ボクは驚いたように反応する。
「来てくれて嬉しいわ。それじゃ早速部屋の方へ行きましょ。」
ボクは、あきらちゃんの案内であきらちゃんの部屋まで行く事になった。
しかし、この豪邸っぷり。どういう家柄なんだろうと思う。

軽く説明しながら案内されたので、あきらの部屋に着くまで10分くらいかかった。
それにしても、屋敷はかなり大きく、それでいてきれいにされており、ただただ驚くばかりだった。
「さぁ、ここがあたしの部屋よ。」
「お邪魔しますー。うわぁ~、広~い。」
「ん~、そうなのかな。どうも一般的な感覚は分からないなぁ。
 まぁそれより、話でもしましょっか。」
あきらに促されるように、ボクは今までの経緯を話す。
「ふ~ん、それはまた突然ね。前兆みたいなのもなかったんだ。」
「うん、ホント突然で、自分でも何が何だか分からなくて…」
『う~ん、これは特殊なタイプの子かもなぁ~。こんな能力聞いた事ないわ。』
「あきらちゃん?」
ボクの話を聞いたあきらは一瞬考え込むしぐさを見せた。普通なんだろうけど、この時のボクには違和感が覚えられた。
 ――コンコン。
ドアをノックする音とともにその外から声が聞こえてきた。
「お嬢様、紅茶をお持ちしました。」
「ありがとう、入ってきていいわよ。」
「かしこまりました。」
メイドさんが紅茶を持ってきたみたいだ。すごくきれいな人でボクは思わず見とれてしまった。
「では、失礼します。」
紅茶を置いたメイドさんは淡々と出ていく。紅茶をすすりながらあきらが口を開く。
「コホン、今のはあたしの専属のメイドなのよ。武術なんかもしててボディーガードもしてるの。」
「へぇ~…。でも、結構きれいな人だね。」
「えぇ。でも、今の話はそこじゃないわよ。
 あたしの事も話すから、もっとSERAの事を聞かせてほしいわね。」
『あの表情だと、SERAに何か感じてたのは間違いないわね。さすがだわ。』
そこからしばらくは、ボクの変身能力はもちろんの事、お互いのたわいのない話などで盛り上がるのだった…


  ――その3へ続く

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する