「み」から始まる冒険者

元「トリックスターのプレイ記」。現在は主に自作漫画の進捗報告記。Comicoに「ひみつのなぎさ」を投稿中!

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(c)未羊

2015.10.27 「ひみつのなぎさ」第5話投稿
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せらism☆第8話「歌手デビュー?☆」その1

前回までのあらすじ

 モデルとしての仕事もこつこつ順調になり始めたせら。
 そんな中、謎の手紙に呼び出されたせら。その主はまさかの同級生。
 こうして、せらに新たな仕事仲間が加わったのだった。

 
 
「ふ~ん、あんたの同級生には変わったのが居るのね。」
「あ、あきらちゃん。そんなズバッと言わなくても…」
「あははは、せらちゃんは気にしなくてもいいですよ。事実ですからね、くすっ。」
その週の土曜日、たまたま3人とも仕事がなかったので、あきらちゃんの家に集まって話をする事になった。
「それにしても、千尋君。生まれた時からずっとなんだね、その格好。」
「うん、生まれる頃に言われたらしくって、ずっと女の子の格好なんだ。
 でも、私自身には男って自覚もあるわけで、正直今は複雑な気持ちかもしれないわ。
 かと言って、今さら男の格好してもご近所大パニックだし…」
そう言って、千尋は苦笑いを浮かべた。
「それはそうだろうね。しかし、SERAは意外にドジっ子ね。こうも正体ばれてるようじゃねぇ。」
「わ、悪かったわね!」

 ――ぴりりりりり…

「あ、ボクの携帯だわ。」
ボクは携帯を取り出す。
「ちょっとごめんね。もしもし?あ、社長?」
社長からの電話だった。しばらく聞いていると思いもしなかった単語が出てきた。
「え?それは本当ですか?」
電話を終えたボクは、しばらく呆けていた。
「ど、どうしたの、SERA?」
「大物音楽プロデューサーの方から『歌手デビューしてみないか?』って誘いがきたらしい。
 どうもこの間の歌を聞かれてたみたい。」
「へぇ、すごいじゃない。で、どうするの?」
「そうだなぁ、ボクの歌ってそんなにいいのかどうかが分からないんだけど…。
 とりあえず、会って話だけはしておこうかなって思う。」
『SERAってば全然気がついてないのね。あなたの歌がすごく魅力的だって事に…』
以前、せらの歌に惹きつけられた事のあるあきらはそう思った。
「先方の都合もあるから明日の昼に会うって事で話がついてるみたいなので、
 ボクもその都合で活動するとするかな。夏休みだしね。
 ね、せっかくだしカラオケ行こっか。」
「そうだね、あたしは聞いた事あるけど、森君はSERAの歌って聞いた事ないよね。」
「カラオケかぁ…。面白そうだから行ってみようかな。」
「それじゃ決まりだね。駅前のカラオケボックスはよく友だちと行くんだ。
 そこにしよっか。」
「オッケー、行こう行こう♪」

この後、ボクとあきらと千尋の3人でカラオケで歌いまくったのだったが、みんなも下手ではないものの、ボクの歌唱の際には聴き入ったような顔をしていた。
思う存分カラオケを楽しんだボクたちだったが、ボクはこの日の選択が意外な方向に動く事を知らなかった…。

そして、翌日。ボクは事務所へと向かったのだった。


   ―――その2に続く

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| | 2011年10月31日(Mon)00:29 [EDIT]